『麦本三歩の好きなもの』Audible(オーディブル)版感想 | 悠木碧さんのナレーションが日常感をさらに引き出す

声優さん関連

住野よる著『麦本三歩の好きなもの』
Amazon Audible版で聴いたので
感想を記載していきます。

もちろん本と内容は同じですが、
ナレーターによる耳からの情報が100%なので
文字を読んだ方と若干受け取る印象は変わって
いるかもしれません。

そのあたりはご了承ください。

Amazon Audibleについての説明はこちら。
>>Audible(オーディブル)使い方・登録方法

アニメ好きの僕からすると、『麦本三歩』は
「日常系アニメのドラマCDを聴いてるみたい」
でした。

ナレーターは声優の悠木碧さん。
僕のようなアニメ好き・声優好きには
特におすすめしたい作品です。


『麦本三歩の好きなもの』概要

『麦本三歩の好きなもの』は
『君の膵臓をたべたい』でもおなじみ
住野よる先生による日常小説です。

主人公は、大学内の図書館に勤務している
20代女子、麦本三歩(むぎもと さんぽ)。

天然でおっちょこちょいである三歩は毎日の
ようにミスをしますが、美味しいものを食べれば
たちまちに治ってしまうような性格です。

「無意味に散歩できる人こそが価値のある
人間である。」という言葉を大切にする三歩は
言葉通りに散歩が趣味。
散歩中、誘惑に負けてたい焼きを買い食いして
しまうといった無意味な日常を、噛み締めながら
楽しむ生き方をしています。

見事なオチも、ドラマチックな展開も無い作品
ですが、日常に潜むちょっとした幸せに気付か
せてくれるような、そんな作品です。


『麦本三歩の好きなもの』Audible版を読むにあたって

Audibleを使っている方には、脳のリソースを
100%割いて聴いている人もいれば、何か作業を
しながら聴き流している人もいると思います。

『麦本三歩』には難しいシナリオ・表現が無い
ので、作業をしながら聴くぐらいでも大丈夫

だと思いますが、以下主要人物の性格だけでも
把握しておくと良いです。

  • 麦本三歩
  • 優しい先輩
  • 怖い先輩
  • おかしな先輩

上記の通り、主人公である三歩を除いて
人の名前がほぼ出てこないのが特徴的です。

三歩の性格は作品の概要で触れたので、
職場の先輩3人の特徴を簡単に記載して
おきます。

「優しい先輩」は三歩を可愛がってくれる存在。

ドジっ子の三歩にとって救いになることが多く、
よく話し相手や相談相手になってくれます。

「怖い先輩」は三歩にチョップをかます存在。

三歩の教育係をしていることもあって仕事では
確かに怖いですが、実際は思いやりがあって
三歩にも人として好意を持っています。

「おかしな先輩」は掴みどころの無い存在。

いつも笑顔で人当たりの良い先輩ですが、
何を考えているか全く読めないため三歩は
いつも距離感を測りかねています。

これら3人の先輩に加え、図書館を訪れる方や
私生活での友人とのやり取りが、この作品の
メイン
となります。


『麦本三歩の好きなもの』感想

僕は、まず素直に「三歩がかわいい」と感じ
ました。

ノリは軽いしおっちょこちょいだけど
何も考えてないことは決して無く、
人生観はしっかりしている印象でした。

三歩については、おそらく僕のように
「かわいい」と感じる人と、それと逆に
「イライラする」と感じる人に分かれる

のではないでしょうか。

前者の人は、三歩がドジを繰り返しながら
美味しいものを食べている何気ない日常に
好意を持つはずですし、
後者の人は、「モントレーが好き」における
おかしな先輩との会話が刺さるはず。

三歩の第一印象が気に入らなかった人でも
ぜひ最後まで見て欲しいです。

あとは、「ブルボン」とか「午後の紅茶」とか
メーカーや商品名がたくさん出てくる
のが
日常感を引き立てていて良いですね。

おもわず聴きながらティータイムを挟みたく
なりました。

ただ、ちょっと注意した方が良いと思ったのは
「日常のちょっとした出来事に共感する話」
ではあっても
「三歩の人間性に共感する話」ではない点。

三歩自体はけっこうクセが強いキャラクター
なので、読み手が三歩になるのではなくて、
三歩と一緒に暮らしているようなイメージで
物語を体感するとちょうど良い
のでないかと
思いました。

物語は「日常系」のジャンルに収まる内容が
ほとんどですが、1つだけズバ抜けてシリアスな
話がありました(「麦本三歩は君が好き」)。

個人的には入れなくても良いんじゃないかと
思いましたが、そのギャップが物語のアクセント
になっていたかもしれません。

最後にAudibleのナレーションについて。

悠木碧さんの軽快なテンポによるナレーターは
三歩の明るく、どこか抜けているキャラクターに
非常に合っています。

最初から声を意識して書いたのではないかと思う
ほどドンピシャ
で、アニメだったらそのまま
悠木碧さんがキャラクター演じていそうです。

人物ごとの声の使い分けも素晴らしくて、
開始数分で、徐々に登場人物の表情が見えてくる
ようになりました。

細かいところでは、三歩がよく言葉を噛むときの
噛み方がやたらリアルで、おもわず笑ってしまう
ことも多かったです。

声は1.2倍速ぐらいでもはっきり聞き取れるので、
6時間がしんどい方は速めに再生すると良いかと
思います。


Audible版『麦本三歩の好きなもの』まとめ

なんてことの無い日常を描いた本作ですが、
急に物事の核心を突いてくるような描写もあり
ドキッとさせられることも多かったです。

「人生の教訓」などという大それたものでは
決してないですが、それこそブルボンのお菓子
程度のちょっとした幸せを運んできてくれた
一冊
でした。


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