京都アニメーションのおすすめアニメ作品ランキングTOP15

この記事では、「京都アニメーション」が
制作するおすすめアニメをランキング形式で
紹介します。

普段から制作会社をチェックしながら
見るアニメを決めているという方は
それほど多くないかもしれませんが、
「京アニの作品だけは特別な想いで見る」
という人もアニメファンの中にはいるはず。

今回は、そんな京アニが制作したアニメから
個人的なおすすめを15作品紹介します。

まだ見ていない作品があれば、ぜひチェック
してみてください。

京アニ作品の特徴とは？
京アニおすすめアニメランキング
京アニ作品のおさらいと配信情報

京アニ作品の特徴とは？

京アニ作品を見て誰もが感じるのは、
圧倒的なまでの作画クオリティでしょう。

躍動感のあるキャラクターの動き、色鮮やかに
描かれる背景など、京アニの作るアニメは
見た人をその世界に引き込んでしまうような
美しさを持っています。

それなら、京アニ作品の特徴は「作画がとにかく
良いこと」なのかと聞かれたら、それは少し
違う気がしていて、個人的には「こだわり」に
最大の特徴があると思っています。

モブキャラですら全員かわいい
オリジナル脚本のクオリティが高い
セリフ無しでも表情や情景で感情が伝わる

京アニ作品を見ていて、よく思うところを3つ
挙げてみました。

普通なら手を抜きそうな細かい描写もやたら
作り込んであったり、原作ありの作品でも
オリジナルのキャラクターを出して脚本を
再構成してあったりと、「良い作品を作る
ためなら絶対に妥協しない」という姿勢が
ビンビン伝わってきます。

こうした職人気質とも言えるこだわりこそ、
国境を越えて愛される京アニ作品最大の
特徴ではないでしょうか。

京アニおすすめアニメランキング

それでは本題のランキングに入ります。

15位から1位まで、一気に紹介します。

15位：AIR

Keyのゲームを原作とした2005年放送アニメ。
夏になると何度でも見たくなる、切ない青春
ファンタジーです。

まだ京アニがさほど有名ではなかった時代の
作品ですが、クオリティはすでに高いですね。

さすがに若干の古臭さは感じるものの、
泣けるアニメとしては定番の名作なので、
未視聴の方は今更と思わず見てほしいと
思います。

オリジナル展開を入れることも多い京アニ作品
ですが、key作品においては原作を忠実に再現
する傾向にありますね。

このAIRでも、使っているBGMを含めて原作の
雰囲気を大事にしているのが伝わってきます。

シナリオ自体に独特のクセがある作品ですが、
泣ける要素の詰まった不朽の名作です。

14位：たまこまーけっと

京アニにしては珍しいオリジナルアニメ。
監督・構成は「けいおん！」と同じく
山田尚子・吉田玲子コンビで制作されました。

商店街・学園を舞台にした日常アニメですが、
主人公たまこの元に突然現れた正体不明の鳥
デラ・モチマッヅィが、ちょっとした非日常を
連れてやって来ます。

正直「おすすめアニメは？」と聞かれて
すぐに出てくる作品ではないですが、
つまらないかといえば、答えは絶対No。
めちゃくちゃおもしろいと即答します。

そこまで大きな事件が起きるアニメではない
ですが、登場人物がみんなほんわかしていて
心があったかくなる、素敵な作品です。

13位：日常

究極のシュールギャグアニメ『日常』。
でも一番シュールなのは、民放で放送された
後にNHK Eテレで再放送をされたことかも
しれません。

この作品は考えるより感じる系の笑いなので
おもしろさを説明するのが非常に難しいです。

ただ、ここまでくだらないギャグを京アニの
本気作画で描くことにより、そのシュールさに
より磨きがかかって爆発的な笑いを生み出して
いることは間違いありません。

おそらくハマる人とハマらない人が真っ二つに
分かれる作品だと思いますが、そのときは全く
ハマらなかったとしても、2,3年後に見返して
みると突然爆笑できるようになる可能性も
あるので、諦めずに何度もチャレンジしてほしい
アニメです。

12位：境界の彼方

京アニの作品としては珍しく、バトル物の
ダークファンタジーである『境界の彼方』。

不慣れなジャンルだとしても作画には
一点の曇りもないので、その点はご安心を。

シリアスでハードな展開が多いため、いわゆる
京アニらしい作品ではないかもしれませんが、
対照的にキャラクターは明るく描かれている
ので、暗い物語という印象はそこまで受けません。

むしろ、どこまでも透明感のある背景によって
最後は切なさが引き立っている作品です。

ちなみに『境界の彼方』は劇場版が2作公開
されていますが、『過去篇』はほぼTVアニメの
総集編なので、完結作にあたる『未来篇』を
TVアニメ版視聴後に見るのがおすすめです。

11位：甘城ブリリアントパーク

潰れかけているテーマパークの再建を目指す
『甘城ブリリアントパーク』。

展開的にはシリアスな部分も多いですが、
原作小説からのアニメ化にあたりアレンジを
加えられた部分もあり、かわいいキャラが
たくさん登場するコメディ作品として
仕上げられています。（逆に原作では
過激なブラックジョークがかなり多め。）

最初に「3ヶ月で来園者数20万人」という明確な
目標が提示されるものの、アニメを見る際は
あまりそれを意識せずに、日常系作品として
楽しむのがおすすめです。

京アニ作品としては若干存在感が薄い気も
しますが、ふとした時に見返したくなる
ような安心感のあるアニメです。

10位：中二病でも恋がしたい！

内容はまさにタイトル通り。
中二病に脳を冒されたキャラクターたちが
悩みを抱えながらも高校生ライフを謳歌する
ラブコメアニメとなっています。

主人公とヒロインのイチャイチャっぷりに
中二病患者特有の痛々しい言動が合わさり、
身悶えするような恥ずかしさを覚えること
間違いなしです。

アニメ化に際しては凸守早苗（でこもりさなえ）
五月七日くみん（つゆりくみん）といった
オリジナルキャラも加わり小説よりもコメディ
感が大幅アップ。（後に2人は原作にも逆輸入）

一方で、主人公・ヒロインの成長もきっちりと
描かれており、ネタアニメとしては終わらない
純愛ラブコメとしての要素も入っています。

ちなみに、キャラソンも中二病全開でクオリティ
バツグンなので、興味のある方はぜひ聴いてみて
欲しいです。

9位：小林さんちのメイドラゴン

2021年7月には待望の2期もスタートした
『小林さんちのメイドラゴン』。

人間とドラゴン、異種族間の共存を描く
日常ファンタジーアニメです。

内容についてはコメディが中心ではありますが、
種族を超えた生活には立ちふさがる障害もあり、
「苦難を乗り越えた先にある日常」というのが
退屈さを感じさせないエッセンスとなっています。

登場するキャラクターは、何気ない動作の
一つ一つまで細かく描かれており、いつまでも
見ていたくなるほど魅力的。

一瞬で時間が溶けていく作品です。

8位：らき☆すた

当時「涼宮ハルヒの憂鬱」によって急上昇
していた京アニの評価を盤石のものとした、
オタクのオタクによるオタクのためのアニメ。

オタクの主人公、泉こなたを主人公とする
パロディネタ満載の日常アニメです。

パロディネタは今になって見ると若干の
ジェネレーションギャップを感じるものの、
ゆるいテンポから繰り出されるギャグや
中毒性があるOPなどは、年代に関わらず
楽しめるはずです。

余談ですが、らきすたの貴重なツッコミ役
かがみんは、2021年現在埼玉県久喜市の
ゆるキャラとして元気に活動しています。

7位：涼宮ハルヒシリーズ

言わずと知れた、京アニの代名詞的な作品。

1期1話として放送された
『朝比奈ミクルの冒険 Episode 00』や
「God knows…」の演奏シーンで話題となった
『ライブアライブ』、
視聴者を阿鼻叫喚の地獄に落とした
『エンドレスエイト』など
数々の伝説を残したアニメです。

当時のアニオタで履修していなかった人は
ごくわずかだと思いますが、劇場版公開の
『涼宮ハルヒの消失』を含め、見ていない
方がいれば、この機会にいかがでしょうか。

6位：聲の形

129分で人生観が変わるかも知れない作品です。
TVシリーズ無しの劇場版として制作されました。

出てくる登場人物はヒーローでもなければ
天使でもない。

決して救いのない、取り返しのつかないような
行動を取ってしまうやつもいる。

そんな中で彼らは何を思い、どう動くのか。
自分の気持ちにどう折り合いをつけていくのか。

キャラクターを通じ、まるで見ているこちらが
試されているような感覚にも陥るこの作品。

原作マンガを読んでいない方は、事前にネタバレ
情報を調べずに、フラットな状態で見てください。

5位：氷菓

米澤穂信の日常推理小説「古典部」シリーズを
第1作目のタイトル『氷菓』としてアニメ化。

省エネ主義者の主人公と好奇心旺盛なヒロインの
対比がおもしろい、青春ミステリー作品です。

「わたし、気になります！」のセリフとともに、
ヒロイン千反田えるのかわいさが目立つアニメ
ではありますが、作画の美しさ、キャラクターの
心理描写、BGMの雰囲気など、どこを取っても
高いレベルにまとめられている名作です。

ミステリー要素は、あまりガチガチのものでは
ないので、肩肘張らずに見始められます。

まだ見ていない方、内容が気になりませんか？

4位：CLANNAD

特に後半は「家族の絆」が大きなテーマに。
key原作の泣けるアニメ筆頭作品です。

アニメ化に際しては、キャラクター個別ルート
となる「学園編」を、ヒロインの渚を主軸とする
構成にまとめ直して2クールで放送。

学園卒業後を主に描いた「AFTER STORY」を
2クールで流したことと合わせ、4クールに渡る
時間をかけて、キャラクターの成長をじっくり
丁寧に作り上げました。

「CLANNADは人生」とはよく言いますが、
学生のとき、会社に入ったとき、結婚したとき、
子供を授かったときなど、人生の節目を迎えた
タイミングでこの作品を見直すと、以前とは全く
違った感想を抱くことができるはずです。

いつ泣いてもいいように、トイレかパパの胸を
準備してからご覧ください。

~~それと便座カバー。~~

3位：けいおん！

3位は『けいおん！』。

キャスト5人で組まれた放課後ティータイムの
曲も合わせて、当時大きな話題を呼びました。

キャスト勢揃いのリアルライブも開催され、
秋山澪役を演じた日笠陽子さんは澪の利き手に
合わせて左利き用のベースを演奏。
声優さんの気合いの入れっぷりも印象的な作品でした。

楽器の上達よりもティータイムを優先するような
ゆるーい部活の日常を描くストーリーですが、
少しずつ時は流れてゆき2期の終わりには卒業も。

アニメが終わってしまうという寂しさに、残る
後輩あずにゃんの気持ちもシンクロして、最後は
ボロボロ泣けてくるアニメでした。

2位：響け！ユーフォニアム

2位は『響け！ユーフォニアム』。

吹奏楽部を舞台に、コンクールの全国大会出場を
目指し、時には周りとケンカしながらも奮闘する
青春ストーリーです。

この作品の大きな見せ場は、何と言っても
大人数による楽器の演奏シーン。

「ハルヒ」「けいおん！」より受け継がれて
きた、指の動きや息づかいまで丁寧に再現した
描写は、まさに圧巻の一言です。

さらには、部活内のギスギスした雰囲気と、
そこからジリジリと距離が縮まっていくような
緊張感のある人間関係も大きな見どころ。

表情や動き、会話の間からでもキャラクターの
感情が読み取れるような完成度で、部活を
やっていた人なら共感する部分も多いでしょう。

これだけたくさんの登場人物を持て余すことなく
描ききっているのも本当に見事で、合奏シーンは
一人一人のキャラクターが楽器に乗せている想い
をはっきりと感じさせてくれます。

1位と2位は正直かなり悩みました・・・。
今回は2位ですが、それでも最高の作品です。

1位：ヴァイオレット・エヴァーガーデン

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。
依頼人の想いを届ける「自動手記人形」の
少女を主人公とした物語です。

京アニという枠にとらわれず全ての作品を
候補にしたとしても、この物語をトップに
選ぶ人は数多くいるでしょう。

背景のキレイさは、まるで芸術作品を鑑賞
しているかのよう。

主人公ヴァイオレットの心の中を表すような、
純度100%の美しさです。

可能であれば、初めてこの作品を見たときの
感情をアルバムで永久保存したいものです。

一方、何とも残念なのは配信がNetflix独占と
なっている点。

今からご覧になるのであれば、おとなしく
Netflixに加入するか、レンタルするか、
Blu-rayを買ってしまうか、お選びください。

京アニ作品のおさらいと配信情報

最後に、紹介した作品を配信状況とともに
おさらいします。

タイトル	Amazonプライム	dアニメストア
ヴァイオレット・エヴァーガーデン	×	×
響け！ユーフォニアム	×	○
けいおん！	○	○
CLANNAD	レンタル	○
氷菓	レンタル	○
聲の形	レンタル	レンタル
涼宮ハルヒシリーズ	レンタル	○
らき☆すた	レンタル	○
小林さんちのメイドラゴン	○	○
中二病でも恋がしたい！	レンタル	○
甘城ブリリアントパーク	レンタル	○
境界の彼方	レンタル	○
日常	○	○
たまこまーけっと	レンタル	○
AIR	レンタル	○