『物語シリーズ』オーディブル版の各巻感想と担当声優一覧

アニメ・ゲーム・声優

2021年2月より、1冊/月ペースで配信が続いている
Audible(オーディブル)版『物語シリーズ』。

アニメ版のキャストが代わる代わる朗読を担当
しているので、これは聴いておかねばと思って
購入をしました。

最初に全体通しての感想を書いた後、担当した
声優さんごとの感想
を個別に書いていきます。


購入を迷っている方は参考にしてみてください。



ちなみに、現在までに配信されているタイトル
と担当声優さんの一覧はこちら(配信順)。

  • 化物語 上(神谷浩史)
  • 化物語 中(加藤英美里)
  • 化物語 下(斎藤千和)
  • 傷物語(井上麻里奈)
  • 偽物語 上(櫻井孝宏)
  • 偽物語 下(坂本真綾)
  • 猫物語 黒(加藤英美里:2回目)
  • 猫物語 白(沢城みゆき)
  • 傾物語(井口裕香)
  • 花物語(堀江由衣)
  • 囮物語(三木眞一郎)
  • 鬼物語(喜多村英梨)
  • 恋物語(ゆきのさつき)
    憑物語(白石涼子)
    暦物語(早見沙織)
    終物語 上(水橋 かおり)
    終物語 中(斎藤 千和:2回目)
    終物語 下(加藤 英美里:3回目)
    続・終物語(井上 麻里奈:2回目)

    2022/09予定:愚物語(ナレーター未定)



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オーディブル版『物語シリーズ』全体の感想

「良かったところ」「悪かったところ」
を分けて、それぞれ書いていきます。

良かったところ

  • アニメ版キャストが朗読を担当
  • 1対1の会話が多いので誰のセリフか分かりやすい
  • 月額会員の聴き放題対象に入っている

何と言っても、アニメ版の声優さんが朗読を
してくれる
のが一番嬉しいですね。

アニメ化している作品でも、その出演声優が
オーディブルに登場するのは意外とレアですが、
物語シリーズは、今のところ全巻アニメ版の
キャストが朗読を担当しています。


続いて、オーディブルで良くあるのが
1人のナレーターが全員分のセリフを読むので
誰のセリフをしゃべっているのか分からなく
なりやすい、というもの。

一方、物語シリーズは1シーンに多くても3人
程度しかキャラクターが出てこない
ので、
誰が話しているかの区別がしやすいです。

地味に嬉しいポイントですね。


最後の嬉しいポイントは、月額会員なら
聴き放題でシリーズ全てを楽しめること。

聴き放題の対象になっていない本は意外と
多いのですが、物語シリーズのタイトルは
きちんと含まれている
ので安心です。

オーディブルの登録方法や料金が知りたい方は
>>オーディブル使い方(登録・買い方・解約方法)


悪かったところ

  • 文字による言葉遊びが伝わりづらい
  • 声優さんが担当するキャラの出番が少ない

原作を読んでいる人は分かると思いますが、
西尾維新作品には、文字を読まないと伝わらない
ような言葉遊びが頻発
しています。

「その言葉の『往来』はオーライじゃない」

など、声で聴くだけだと一瞬「ん?」と
なりそうな文章が度々出てきます。

そのため、物語シリーズ初見の方には少し
難易度が高そう
です。

基本的には原作を本で読んでいる方か、
アニメ視聴済みの方の購入を推奨します。

(ちなみに「浪白公園」は「なみしろ」と
読んでネタバレは避けていました)


もう1つ残念なのは、声優さんの担当キャラが
全体的にあまり出てこない
ということ。

別のキャラをどう演じるかというのも
逆に1つの聴きどころではありますが、
せっかくなら傷物語を坂本真綾さんに担当して
もらうなどして欲しかった気はします。


声優別感想:神谷浩史(化物語 上)


化物語 上

担当巻:化物語 上

おすすめ度:★★★★★

ひとこと感想
・まるでアニメの音声を聴いているよう
迷ったらこれを買えば間違いない

聴きどころ
他のキャラの名言を言う阿良々木さん

最初の紹介は、阿良々木暦役の神谷浩史さん。

アニメでもナレーション部分を担当している
だけあって、フィット感は段違いです。

記念すべきシリーズ1作目でもありますし、
迷ったらこれを買っておけば問題無いでしょう。


さすがに女性キャラのセリフは苦しいものの、
「何でもは知らないわよ、知ってることだけ」
「話しかけないでください。あなたのことが嫌いです」

など、他のキャラのセリフをしゃべっている
阿良々木さんも、聴いていて楽しいです。


声優別感想:加藤英美里(化物語 中、猫物語 黒、終物語 下)


化物語 中

担当巻:化物語 中、猫物語 黒、終物語 下

おすすめ度:★★★★☆

ひとこと感想
・ナレーションは大人っぽい雰囲気
・キャラは本家にけっこう寄せている

聴きどころ
阿良々木さんと八九寺の会話(化物語 中)

続いては八九寺真宵役の加藤英美里さん。

担当回である「まよいマイマイ」が上巻で
終わっている
のが残念なところですが、
「するがモンキー」の序盤でも、阿良々木さん
との「失礼、噛みました」から始まるくだりが
楽しめます。



ナレーションには真宵っぽさが全く無く、
非常に落ち着いた雰囲気で聴きやすいですね。

「するがモンキー」のバトルシーンなどは
けっこう迫力もあって良い感じです。

☆2021年8月追記
加藤英美里さんは『猫物語 黒』でも
ナレーターをつとめました。

真宵の出番は残念ながら無いですね・・・

前半に出てくる月火ちゃんは声の雰囲気が
合っていて良いですし、ブラック羽川も
全く違和感無いです。


声優別感想:斎藤千和(化物語 下、終物語 中)


化物語 下

担当巻:化物語 下、終物語 中

おすすめ度:★★★☆☆

ひとこと感想
・ほぼ100%戦場ヶ原ボイス
・ガハラさん推しなら星5つかも

聴きどころ
阿良々木さんのマネをするガハラさん(化物語 下)
ブラック羽川の早口言葉シーン(化物語 下)

次の紹介は、戦場ヶ原ひたぎ役の斎藤千和さん。

キャラによって声を変えてはいるものの、
ナレーターも含めてガハラさんの雰囲気が
かなり強い
です。

そのため、ナレーションからやたらに圧を
感じる
朗読になっており、個人的には若干
やり過ぎかなと感じました。

いっそのこと、ガハラさん本人が朗読している
と考えて聴いた方が、幸せになれるかもしれない
です。

『化物語 下』では、アニメでかなり話題になった
ブラック羽川の早口言葉なども含まれており、
注目シーンはけっこう多めの回でした。


声優別感想:井上麻里奈(傷物語、続・終物語)


傷物語

担当巻:傷物語、続・終物語

おすすめ度:★★★★☆

ひとこと感想
・ナレーションは老倉(デレる前)の雰囲気
・キャラの声はかなりガチ演技

聴きどころ
男女キャラ問わない演技の幅広さ

傷物語の担当は、老倉育役の井上麻里奈さん。

老倉の出番は残念ながらありませんが、
役の幅が非常に広い声優さんなので、
他のキャラの演技も安定感があります。

ちょっとやりすぎじゃないかと思うぐらい
気合が入っていて
、引き込まれますね。


シナリオの影響もありますが、ナレーションは
巨人が攻めてきそうなぐらいシリアスな感じ
なので、気合を入れて聴いてください。


声優別感想:櫻井孝宏(偽物語 上)


偽物語 上

担当巻:偽物語 上

おすすめ度:★★★★☆

ひとこと感想
・忍野が話すような落ち着いた雰囲気
・女性キャラもけっこう頑張っている

聴きどころ
監禁される阿良々木さん
セクハラする阿良々木さん

偽物語上巻は、忍野メメ役の櫻井孝宏さんが担当。

ナレーション部分は、ほぼ忍野ですね。
かなり落ち着いた雰囲気になっています。

対して、女性キャラも多く登場するセリフ部分は
一人一人差をつけながら朗読している
のが
よく伝わってきます。

ガハラさんに監禁される阿良々木さんや、
真宵のパンツを脱がそうとする阿良々木さんの
シーンなどは必聴です。


声優別感想:坂本真綾(偽物語 下)


偽物語 下

担当巻:偽物語 下

おすすめ度:★★★★★

ひとこと感想
・キャラによる声の違いは少なめ
・見どころ多めのおすすめ巻

聴きどころ
火憐ちゃんとの歯磨きプレイ
ドーナツにテンションMAXの忍

偽物語下巻の担当は、忍野忍役の坂本真綾さん。

キャラクターごとの違いが少なめなので、
組み合わせによっては誰が話しているのか
分かりにくいときもありますが、中性的な
声なので違和感は少ないです。

聴きどころとしては、まずアニメでも話題に
なった歯磨きシーン。
エロいです(ド直球)。

忍としては、ミスドへ行ったときの楽しそうな
様子がめちゃくちゃかわいい
です。

欲を言えば坂本真綾さんには傷物語の朗読を
して欲しかったという思いもありますが、
この偽物語下巻でも中盤以降は忍の出番が
けっこう多いので、聴きどころがたくさん
あって非常におすすめの巻です。


声優別感想:沢城みゆき(猫物語 白)


猫物語 白

担当巻:猫物語 白

おすすめ度:★★★★★

ひとこと感想
・キャラに寄せつつも朗読を大事にしていた
・レアな声もたくさん聴けた

聴きどころ
羽川に寄せたナレーションの声
ラストにおける苛虎との戦闘シーン

猫物語 白は、神原駿河役の沢城みゆきさん。

ナレーションは羽川の雰囲気に寄せていて
かなりかわいい感じ
です。

テレビの報道番組で聴くような大人な女性の
感じを出して来るのかと思いきや、全くの逆
でした。

一方、この巻でのラスボスとなる苛虎や、
臥煙さんあたりの声は抜群にかっこよくて、
会話シーンではメリハリが効いています。

気になる神原はアニメよりだいぶ大人しめ
なっており、朗読として読み方を区別している
のかな、という印象でした。

声もはっきりと聞き取りやすいので、全体的に
おすすめです。


声優別感想:井口裕香(傾物語)


傾物語

担当巻:傾物語

おすすめ度:★★★★☆

ひとこと感想
・かなり朗読に慣れている感じがある
・普段から役の幅が広いので違和感が無い

聴きどころ
忍メイン回+大人の真宵
子供の阿良々木さんと羽川も

傾物語の担当は、阿良々木月火役の井口裕香さん。

Audibleでは他の作品でもナレーションを担当して
いる
だけあり、朗読には安定感があります。

クールキャラや男の子役など、普段から幅広い
役を演じているだけあって引き出しが豊富ですが、
個人的には井口さんの既存キャラが頭にちらつき
慣れるまでに少し時間がかかりました。

内容的には忍が完全メインとなっているので、
表紙を見て真宵回だと思っている方は注意です。
また、演じている月火ちゃんの出番もありません。

タイムスリップなどのSF的な要素を含んでおり、
大人の真宵や子供の羽川なんかも出てくるバラエ
ティに富んだ巻
ですね。


声優別感想:堀江由衣(花物語)


花物語

担当巻:花物語

おすすめ度:★★★☆☆

ひとこと感想
・1.3倍速でも はっきり聞き取りやすい声
・初見だとキャラの聞き分けが難しいかも

聴きどころ
シリーズには珍しく終始シリアスな回
神原と沼地の1on1勝負

花物語の担当は、羽川翼役の堀江由衣さん。

花物語は神原のメイン回であり、
羽川は出番が無いのでその点は少し残念です。

また、花物語はシリアス展開が大部分を占めて
いる
ため、阿良々木さんのエ○奴隷を自称する
神原も、いつもの軽いノリが影を潜めています。

おすすめ度を低めにしたのは、堀江由衣さんの
朗読がどうこうよりも、花物語のシリアスさと
テンポの良い掛け合いの少なさがオーディブルに
向いていない
と感じたことが大きいです。

ナレーションは非常に聞き取りやすくて倍速でも
ストレスが無いですので、その点はご心配無く。

キャラクターの演じ分けはトーンや話すテンポ
などで区別していますが、声の質はほぼ変化が
無いため、少し集中していないと誰が話している
のか分からなくなるかもしれないです。

声優別感想:三木眞一郎(囮物語)


囮物語

担当巻:囮物語

おすすめ度:★★★☆☆

ひとこと感想
・貝木の演技とは違い爽やかな声
・撫子の語りを男性が読むのはややシュール

聴きどころ
撫子とクチナワの会話でのギャップ
学校での撫子ブチギレシーン

囮物語での担当は貝木泥舟役の三木眞一郎さん。

貝木の絡みつくような演技とはうってかわって
やや自信なさげな爽やかボイスでナレーションを
おこないます。

そして、この巻の主人公兼語りは千石撫子ですが、
男性の声で「撫子は・・・、撫子は・・・」と
繰り返すのは流石にやや無理があり、ちょっと
笑いそうになってしまう
のでおすすめ度は少し
低めにしました。

対照的にクチナワのセリフや、アニメでも話題に
なった撫子のブチギレシーンなどでは迫力満点の
演技が聴ける
ので、そのあたりが気になる方には
価値のある一冊となっています。

初見の方にはあまりおすすめできないので、
本で読むかアニメを先に視聴した方が良いでしょう。

声優別感想:喜多村英梨(鬼物語)


鬼物語

担当巻:鬼物語

おすすめ度:★★★★☆

ひとこと感想
・ナレーターは非常に落ち着いた声で聴きやすい
・男性の声も違和感がなく演技の幅広さが光る

聴きどころ
序盤のホラーテイストな不気味さ
表紙は忍だが、どちらかと言えば真宵メインの感動回

鬼物語での担当は阿良々木火憐役の喜多村英梨さん。

話の雰囲気のせいもあると思いますが、
ナレーションには火憐ちゃんの明るい感じは無く、
少し怖さを感じるぐらいトーンを抑えた読み方

になっています。

あえてなのかどうか分かりませんが、
序盤はキャラのセリフもほとんど感情を入れずに
読んでいる印象で、ナレーションとの境目がやや
分かりづらい部分も
ありました。

ただ、途中からはそんなことも無くなり、
キャラの演じ分けをきっちりされていた
ので、
全体的にはとても聴きやすかったです。

真宵ちゃんにとっても、今まで避けてきたことに
向き合う大事な回になりますので、聴いておいて
損は無いと思います。

声優別感想:ゆきのさつき(恋物語)


恋物語

担当巻:恋物語

おすすめ度:★★★★★

ひとこと感想
・男女どちらのキャラも違和感なく聴ける
・登場人物が少なくオーディブル向きな一冊

聴きどころ
貝木VSひたぎ 序盤の交渉
貝木VS撫子 情報収集からの最終決戦

恋物語での担当は臥煙伊豆湖役 ゆきのさつきさん。

「恋」というタイトルの印象には完全に反して、
語りを貝木がおこなう珍しい巻です。

聴きどころに書いた内容は、この本ほぼ全てであり
登場人物はかなり少なめとなっています。
(他には翼が途中に、暦が最後にちょっと出てくる
ぐらい)

朗読は全体的にとても聴きやすいですね

貝木の語り、ひたぎの声、撫子の声は雰囲気が
それぞれ違っていて、すんなり頭で認識できました

貝木が主人公?だけあって回りくどい表現が多めの
巻なので、集中してじっくり聴くことをおすすめ
します。

声優別感想:白石涼子(憑物語)


憑物語

担当巻:憑物語

おすすめ度:★★★★★

ひとこと感想
・男女どちらのキャラも声が聴きやすい
・前半はコメディ・後半はシリアスでメリハリが効いた巻

聴きどころ
兄妹での変態お風呂プレイ
余弦の出番も豊富な会話パート

憑物語での担当は影縫余弦役の白石涼子さんです。

男性役を普段からやっている声優さんなので、
阿良々木さんなどの男性キャラも聴きやすいです。

また、自身の担当キャラである余弦にも出番がある
のは嬉しいポイントですね。

ナレーターを務める方のキャラクターが出るのは
かなり久しぶりだと思います。
余弦は関西弁でイントネーションにクセもあるので
やってもらえて良かったです。

前半のコメディパートは、半ば恒例と化している
兄妹プレイ
月火ちゃんとのお風呂が楽しめます。

声優別感想:早見沙織(暦物語)


暦物語

担当巻:暦物語

おすすめ度:★★★★★

ひとこと感想
・落ち着いた声で安心して聴けるナレーション
・短編12話を詰め込み13時間の大ボリューム

聴きどころ
余接の出てくる10話、急展開を迎える12話
キャラクターが数多く登場する贅沢な構成

暦物語での担当は斧乃木余接役の早見沙織さん。

原作では447ページあった大ボリュームの巻に、
満を持して登場してくれました。

ナレーションは落ち着いた声で聴きやすく、
文句の付けどころがありません

構成としては、これまでの話を振り返りつつ
語られなかった部分を補完する巻
となっており、
12話それぞれでメインのキャラが変わるため、
通しでの登場人物が非常に多いです。

13時間51分、じっくりとお聴きください。

声優別感想:水橋かおり(終物語 上)


終物語 上

担当巻:終物語 上

おすすめ度:★★★★☆

ひとこと感想
・担当キャラである扇の出番が多いので、雰囲気がよく出ている
・ナレーションがかなりゆったりなので再生速度を上げたくなる

聴きどころ
読者も一緒に謎解きをしているような構成
阿良々木さんが友達を作らなくなった理由について明かされる

終物語での担当は忍野扇役の水橋かおりさん。

この巻では「人間強度が下がる」という迷言を生み出すきっかけにもなった出来事が回想として語られます。
阿良々木さんと扇とのやり取りが長く続く場面もあるので、このキャスティングは嬉しいです。

また、読者が一緒に謎解きをするミステリーみたいな要素も入っていますが、Audibleでそれを楽しむのは少し難しいかもしれません。

再生時間はなんと17時間27分
ナレーションもゆったりなので、1.2倍ぐらいの速度で聴くとちょうどいいかもしれません。

オーディブル版『物語シリーズ』感想まとめ

とりあえず、アニメファン・声優ファンは
間違いなく聴いて欲しい
です。

物語シリーズだけでも月額会員になって
1,500円を払う価値はあります。

今のところは、ほぼ毎回違う方が担当している
朗読ですが、今後はどのように展開されるのか
楽しみに待ちたいと思います。

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