「2022年も後少しで終わる」というタイミングですので、今年も1年の振り返りをしたいと思います。
この記事では2022年に放送が開始したアニメの中から、個人的に面白かった作品を20個ピックアップしてお伝えしていきます。
シリーズものの2期以降については候補に入れておりませんので、ご了承ください。
1期が2022年に放送スタートした作品のみを載せています。
↓お品書き↓
- 視聴必須のTOP7
- 異世界もの5作品
- 日常系・コメディ5作品
- ファンタジー・その他3作品
最初以外はジャンル別の紹介にしており、計20作品です。
【2022年アニメ】視聴必須のTOP7
まずは、アニメ好きなら万人に見て欲しい7作品をランキングで紹介します。
話題作ばかりなので「タイトルは聞いたことがある」という作品が多いと思いますが、まだ見ていないアニメがあればチェックしてみてはいかがでしょうか。
1位:SPY×FAMILY
おすすめポイント
・キャラクターが感情豊かに動いてかわいい
・会話・演出のテンポが良くて目が離せない
・バズレ回が一切無く安定感バツグン
おすすめ1位は『SPY×FAMILY』。
スパイ(ロイド)、殺し屋(ヨル)、超能力者(アーニャ)の3人が疑似家族を演じることになるアクションコメディです。
テンポの良さ、ギャグの面白さ、キャストの演技力など、どれを取っても素晴らしいNo.1のおすすめ作品でした。
ほとんどの人はアーニャのかわいさだけでお釣りが来るでしょう。
分割2クールになっていて、春に1クール目、秋に2クール目が放送されています。
2位:リコリス・リコイル
おすすめポイント
・キャラクターの心理描写が細かく描かれている
・シリアスシーンとコミカルシーンとのメリハリがある
・ギャグシーンのフリーダムさでアフレコの楽しさが伝わる作品
『リコリス・リコイル』はA-1 Picturesのオリジナルアニメ。
ガンアクションが大きな見どころの1つですが、主役2人が距離感を徐々に縮めていく心理描写に一番注目して見て欲しいです。
ギャグとシリアスを行ったり来たりする緩急の付け方が非常に上手く、見ている間は時間があっという間に過ぎ去ります。
主要キャラ以外、モブの頭が悪すぎるのが演出的に少し残念でしたが、そういった細かい文句を洗い流してくれるぐらい満足感の高い作品でした。
3位:ぼっち・ざ・ろっく!
おすすめポイント
・ライブシーンも含めてキャラクターがよく動く
・主人公を筆頭にクセ個性の強い登場人物が多い
・けいおん好き、きらら好きにもおすすめ
放送前はあまり期待されていなかったバンドアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』ですが、フタを開けてみれば秋アニメの覇権と言っても良いぐらい盛り上がりました。
キャラクターの表情がコロコロ変わってテンポが良いですし、演奏シーンもかなりしっかり作られていて完成度の高さが一級品です。
バンドものということで『けいおん!』を思い出す人も多いと思いますが、『ぼっち・ざ・ろっく!』は「主人公が超絶人見知り」「ライブハウスが拠点」といった違いがあります。
主人公である「ぼっちちゃん」が主人公とは思えないほど生気の無い表情をするのも毎週のお楽しみポイントでした。
4位:機動戦士ガンダム 水星の魔女
おすすめポイント
・ガンダムシリーズ初心者でも入りやすい作り
・息をつかせない展開で無駄な時間が全く無い完成度
・百合要素もあり
独立したガンダム作品として製作された『水星の魔女』。
物語は継続中ですが、2022年段階の暫定で4位としました。
他のシリーズとは違った独自設定もいくつか見られるので前提知識は特に必要なく、初ガンダムとして見ても入りやすいはずです。
戦闘シーンはもちろんですが、会話シーンにおける腹の探り合いにも見応えがあり、見逃してもいいシーンが1つもありません。
誰が何を考えて動いているのか、心理的な駆け引きや変化を感じ取りながら見れば、より楽しむことができるでしょう。
5位:その着せ替え人形は恋をする
おすすめポイント
・男性・女性関係無く楽しめるラブコメ
・キャラクター全員を応援したくなる魅力がある
・コスプレ描写なども丁寧で作画が安定している
『その着せ替え人形(ビスクドール)は恋をする』は、雛人形職人を目指す内気な男子 × コスプレ趣味のギャルによるラブコメ作品。
タイトルとデザインの雰囲気を見た時は少女マンガっぽい展開なのかと思いましたが、内容的には男女どちらでも楽しめるので誰にでもおすすめしたいです。
全体的な完成度やニヤニヤ度など、2022年のラブコメではぶっちぎりのトップで冬クールの覇権作品と言っても良いでしょう。
6位:異世界おじさん
おすすめポイント
・異世界作品のお約束を良い意味で裏切る構成の面白さ
・キャストの演技力がギャグの面白さを倍増させている
・セガ好きであれば、最優先で見たほうが良い作品
『異世界おじさん』は一度休止をはさんで夏~秋クールにかけて放送されました。
コメディ枠では文句無しの安定感です。
異世界から帰ってきたおじさんが回想形式で出来事を振り返るという珍しい構成で、状況としてはハーレムができそうなのに、おじさんがかわいそうな目に遭いまくるうえに性格が残念すぎて特に羨ましくならないという絶妙なラインを保ちます。
メインキャストには子安武人、福山潤、小松未可子、戸松遥、悠木碧、豊崎愛生さんなどがおり、会話を聞いているだけで元が取れる面白さです。
7位:パリピ孔明
おすすめポイント
・タイトルに反してストーリーは丁寧
・楽曲の完成度が高い
・三國志を知らない人も普通に楽しめる
孔明が現代の渋谷で音楽プロデュースをおこなう『パリピ孔明』。
出オチっぽい作品のダークホースでしたが、予想を裏切って完成度の高い作品です。
孔明がエピソードごとに張り巡らせる計略は、よくよく考えるとムチャクチャなことをしているときもありますが、ノリと勢いで押し切ってしまえる楽しさがあります。
主役となる孔明と英子の2人が面白さを大きく担っているので、他のキャラがメインの回は評価が安定しないこともありますが、アニメ好きなら見る価値は確実にある作品でしょう。
【2022年アニメ】異世界もの5作品
ここからはジャンル別におすすめ作品を紹介します。
まずは異世界転生・転移ものから5作品。
ハズレも多いジャンルですが、良い作品もたくさん埋まっています。
1. 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
おすすめポイント
・主人公の性格が豪快で見ていて気持ちが良い
・女性キャラがかわいい
・作画のクオリティが終始安定して高い
一本目の紹介は『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中』。
個人的には、上のTOP7に入れたいぐらい楽しめた作品ですが、描写が男性向けに偏っているのでこちらの見出しで紹介します。
まず、異世界転生でありがちな「主人公がウザい」要素が一切無く脳筋で突っ込んでいくタイプなので、最後まで気持ち良く見れます。
ストーリーで魅せるタイプではないので、コメディ要素やキャラクターのかわいさを楽しみながらのんびり見るのにおすすめです。
2. 転生したら剣でした
おすすめポイント
・剣の所有者となるフランがとにかくかわいい
・ボスがかなり強いので戦闘に緊張感がある
・戦闘シーンはよく動き、全体的に作画のレベルが高い
『転生したら剣でした』は、剣に転生した主人公と、その剣を拾った少女フランとの旅を描くファンタジー作品。
1話は説明が長くて若干テンポが悪いですが、2話以降が本番で会話もバトルも面白くなってきます。
うっかり1話切りしないように注意してください。
何と言ってもフランのかわいさが一番の見どころですが、戦闘シーンも含めて全体的な作画のクオリティも高めです。
多少のチート要素はあるものの、ボスが負けないぐらいに強いので戦闘はかなり緊張感があります。
3. 陰の実力者になりたくて!
おすすめポイント
・主人公が中二病を通り越してシンプルに狂人
・他のキャラクターも主人公に影響されて思考回路がおかしい
・声優が豪華で、アニメのクオリティも普通に高い
秋アニメのダークホースとなった『陰の実力者になりたくて!』。
転生先の世界で「陰に潜み、陰を狩る者 シャドウ」として暗躍する主人公を描きます。
シュール系のコメディアクションでやや人を選びますが、ハマる人は相当楽しめると思います。
数々の中二病作品の中でも、これほど主人公の思考回路に置いていかれるアニメは珍しいかもしれません。
物語にはツッコミ役が絶望的に足りないので、可能であればニコニコ動画などコメントのあるサイトで見るとより楽しめるでしょう。
4. 異世界美少女受肉おじさんと
おすすめポイント
・登場人物も視聴者も頭が混乱する設定のカオスさ
・ノリとテンポと勢いの良さなら2022年トップクラス
・TS好きなら見ておくべき作品
おっさん&元おっさんの異世界ラブコメアニメ『異世界美少女受肉おじさんと』。
片方のおっさんは、魅了スキルを持った美少女に変身させられて転生します。
メイン2人以外のメインキャラクターも大概クセが強いやつらばかりで、途中から男とか女とかどうでもよくなってくる勢いがある作品です。
設定が好きな人はもちろん、そうでない人も普通のギャグアニメとして楽しめるでしょう。
5. 処刑少女の生きる道
おすすめポイント
・先の展開が気になるシナリオ構成
・キャラクターの心理描写が丁寧
・一昔前のファンタジーラノベが好きな人におすすめ
このジャンル最後の紹介は『処刑少女の生きる道(バージンロード)』。
原作はGA文庫大賞で大賞を獲得した本格ファンタジーです。
舞台になる世界では異世界から人が来ることが珍しくないため、簡単に知識や技術でマウントを取ることは不可能。なろう系に対するアンチテーゼを含んだような世界観となっています。
異世界ものの「あるある」パターンを逆手に取ったような演出ギミックもあるため、このジャンルを見慣れている人ほど騙されるかもしれません。
【2022年アニメ】日常系・コメディ5作品
続いては、比較的気軽に見れる日常系・コメディから5作品を紹介します。
アニメを見るのに頭を使いたくないという方は、このあたりからチョイスすると良いかもしれません。
1. ハコヅメ~交番女子の逆襲~
おすすめポイント
・原作者が元警察官なのでリアル感がすごい
・キャラに個性があってテンポも良いので見やすい
・各話の最後に来るイイ話が毎回印象的
この見出し最初の紹介は『ハコヅメ』。
警察官のリアルを描く世知辛いエピソードが中心となっていますが、原作者は県警に10年間勤務した元警察官(似顔絵捜査官)だけあって、細かいあるあるネタなどのリアリティが抜群。
「こんな仕事内容もあるのか」と勉強になることもたくさんあり、あっという間に1話が終わります。
各話の前半にコメディ、後半にイイ話を持って来る構成が多いため、ギャグとシリアスのメリハリがついていますし、最後はほっこりした気持ちで終われるのも嬉しいポイントです。
2. 阿波連さんははかれない
おすすめポイント
・無防備な阿波連さんがかわいい
・ボケキャラだらけのカオスなギャグが楽しめる
・シュール系のギャグが好きな人におすすめ
『阿波連さんははかれない』は、距離感のバグっている女の子「阿波連さん」を中心とする日常系アニメ。
他の『○○さん』作品ではヒロインが主導権を握って主人公を振り回すような展開が多いですが、こちらはまさかの男女ダブルボケとなっています。
他の登場人物もほぼ全員、頭のネジがどこかしらぶっ飛んでいるので、ツッコみを入れながら見たいアニメです。
3. 明日ちゃんのセーラー服
おすすめポイント
・人間に関するフェチがあらゆる角度から詰め込まれている
・作画の良さがもはや変態レベル
・キャラクター同士の会話が尊い
女子校に入学した主人公、明日(あけび)が15人のクラスメイトと徐々に親交を深めていく学園アニメ『明日ちゃんのセーラー服』。
シナリオとしては主人公が毎話クラスメイトを攻略していくような展開となっていて、注目すべきはフェチ描写に全振りしている作画力です。
途中からはもはや芸術作品を見ているような気持ちになってきます。
4. 恋は世界征服のあとで
おすすめポイント
・戦闘中にもスキあらばイチャイチャを繰り返す2人のフリーダムさ
・作画がかなり良く、表情・動きがかわいい
・シチュエーションが好みであれば強くおすすめ
正義のヒーローをしている主人公と、悪の組織にいるヒロインが、周りに正体を隠しながら恋人関係を続けるラブコメ『恋は世界征服のあとで』。
シチュエーションを楽しむタイプのラブコメで、キャラクターの動きや表情の変化が面白い作品となっています。
似たシチュエーションの作品として『寄宿学校のジュリエット』を少し思い出す感じでした。
戦隊モノが好きな人にもおすすめです。
5. 怪人開発部の黒井津さん
おすすめポイント
・戦隊モノ ✕ 世知辛いお仕事アニメという設定のシュールさ
・毎回登場する実在のご当地ヒーローが妙な存在感を放つ
・最終回が胸熱展開で、気持ち良く見終われる
怪人を開発して正義のヒーローを倒すために頑張るアニメ『怪人開発部の黒井津さん』。
上司は有能で優しいものの、労働環境はブラックで常に予算が不足しているという、夢も希望も無い世界感がシュールで面白いです。
アニメ自体もそこまで予算がありそうな感じでは無いですが、最終回を盛り上げるための積み重ねが素晴らしく、最後には戦隊モノらしい熱さを見せてくれました。
【2022年アニメ】ファンタジー・その他3作品
最後はファンタジー系2作品に、分類不能のシュールコメディ1作品を紹介します。
1. プリマドール
おすすめポイント
・切ない中にも心温まる要素が詰まったシナリオ
・キャラのかわいさだけでも十分楽しめる
・Key作品でウルッと来た経験がある人なら見ておく価値あり
『プリマドール』はVISUAL ARTS / Keyによるオリジナル作品です。
「終戦はしたものの各地に火種がまだくすぶっている」という世界において、日常パートとシリアスパートを行ったり来たりしながら自分の生まれた意義について考えていくような内容になっています。
予想をひっくり返すような衝撃的な展開はあまり無かったですが、個人的にはラスト付近で普通に泣かされたので、特にKey作品をある程度知っている人におすすめしたいです。
2. Engage Kiss
おすすめポイント
・ラブコメとしてもバトルアクションとしても楽しめる
・終盤、これまでの点と点が線に繋がっていく爽快感がある
・一昔前のラノベが好きな方には特におすすめ
『Engage Kiss』はA-1 Pictures製作のオリジナルアニメです。
三角関係のテンプレラブコメとバトルを交互におこなっていくような構成で、少し前のラノベやギャルゲーっぽい雰囲気を所々に感じます。
序盤は敵味方の目的が分からないためしっくり来ないかもしれませんが、散りばめられた伏線により少しずつ全体像が見えてくるので、後半尻上がりに面白くなってきます。
3. アキバ冥途戦争
おすすめポイント
・メイド ✕ 任侠という放送ギリギリのコンセプト
・主人公以外まともな人間がいないので先の展開が全く読めない
・頭のおかしいアニメを探している人におすすめ
とある事件をきっかけに世界線が狂い、秋葉原はメイド同士が抗争を繰り広げる街と化してしまう『アキバ冥途戦争』。
なぜ放送できたのか不思議なほど軽々しく人の命が飛んでいくので、苦手な人は見ないほうが良いでしょう。
割りと上級者向けですが、パッと見て面白そうと思った人ならハマれるかもしれません。
2022年おすすめアニメまとめ
この記事で紹介した20作品のタイトルを改めて記載します。
気になった作品があれば、チェックしてみてください。
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