声優を目指すために専門学校へ通って本格的に勉強したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
ただ「とりあえず専門学校を出れば声優になれる」というわけではないので、少しでも自分にとって良い専門学校を探したいところです。
この記事では、専門学校の選び方を考えていきます。
専門学校を選ぶための基準を6つ紹介
良い専門学校かどうかの基準は色々ありますが、ここでは6つの要素を紹介します。
学校選びの参考にしてみてください。
1.カリキュラムの内容は充実しているか
何と言っても、まずは授業の内容を確認したいです。
公式サイトでも目玉になるカリキュラムはある程度分かるはずなので、その学校がウリにしている特徴的な授業をチェックしておきましょう。
2年制の学校であれば1年目は基礎、2年目は実践を重視することがほとんどです。
基礎と実践どちらも大事ですが、本気で声優を目指したいのであれば実践に比重を置いた学校を選びましょう。
「現場と同じようなアフレコ機材が導入されている」といった環境があればさらに嬉しいです。
また、その学校が声優関連の学部・学科に力を入れている専門学校かどうかも見た方が良いでしょう。
声優分野だけを専門にしている専門学校はほとんどないので、声優関連の学部・学科が充実しているかどうかは大事なポイントです。
2.講師にプロの声優がいるか
どうせ教わるなら、プロの声優に直接教わりたいですよね?
ホームページに載っていることが多いので、講師陣についてもチェックしてみましょう。
また、現役で活躍中の声優かいるかどうかも見ておきたいポイントです。
プロの声優、特に現役の人を呼んでいるということは、それだけお金をかけて運営しているということですし、業界からある程度の信頼を得ていることの証拠にもなります。
声優としての実績があるからといって教えるのが上手いとは限らないですが、今の現場の実情を知っているといるのは何より心強いです。
こちらの記事でも詳しく紹介しています。
>>現役声優で専門学校の講師をしている人をまとめて紹介!
3.卒業生の実績はあるか
どれだけ良さそうなカリキュラムが並んでいても、プロの声優を輩出した実績がなければ信頼することは難しいです。
ホームページには卒業生の実績が必ず書いてあるので一度は見ておきましょう。
確認する際には、若い声優さんがいるかどうかも要チェックです。
10年以上前の実績しか無いような場合は、最近の運営に疑問が残ります。
専門学校卒の声優さんについては、こちらの記事でも紹介しています。
>>専門学校を卒業した有名声優さんを一挙紹介
また、「業界就職率○○%」といった文言は声優以外を含むことがあるので、あまり当てにしないようにしましょう。
卒業後の実績という意味では、声優になれなかった場合に一般企業に就職するためのサポートをしている学校もあります。
両親を説得するために有効な場合もあると思うので、一般企業への就職実績についても抑えておきたいです。
4.学費の高さは妥当か
学費は安ければ良いというわけではありません。
設備やサポートの質に対して妥当かどうかを確認しましょう。
詳細な費用はホームページにも載っていないことが多く、大抵は資料請求することで教えてくれます。
資料請求はホームページから無料でできるはずなので、気になった学校があれば勇気を出して申請してみましょう。
費用については家族で相談する必要があるはずなので、資料を集めたうえで話し合ってみてください。
5.キャンパスが近くにあるか
声優の専門学校は、東京や大阪などの都市部に集中しています。
特に地方在住の方は、家から通える場所にキャンパスがあるかどうかチェックするようにしましょう。
学校によっては寮などに泊まれることもあるので、福利厚生とセットで確認したいところです。
地方在住の方にはこちらの記事がおすすめ
>>【北海道】札幌にある声優の専門学校をまとめて紹介!
>>福岡にある声優の専門学校を紹介【上京しないで声優になる!】
6.説明会やオープンキャンパスなどが頻繁に開催されているか
説明会やオープンキャンパスを頻繁に開催しているところは、積極的な採用をしていて勢いがある学校とも言えるので、良い学校を見極めるためのポイントになります。
それを抜きにしても、声優の専門学校へ通うことは人生を決めるかもしれない選択なので、絶対に一度は現地へ行ってから学校を決めるべきです。
自分の肌で感じて合う合わないを判断するのも大事ですし、校舎を見ることで施設や設備の新しさなども何となく分かるでしょう。
専門学校と養成所の違いについて
少し話は逸れますが、専門学校と養成所の違いは分かりますか?
よく分からないという方は、進路が本当に専門学校で良いのか一度考えてみましょう。
専門学校は1年~2年程度かけて基礎からみっちり勉強するところで、入学するための試験は厳しくなく、基本的に誰でも入れるようになっています。
対して養成所は、仕事に役立つ実践的なカリキュラムが中心です。
授業は週1,2回であることが多いので、社会人でも通えるといったメリットがあります。
養成所に入れればチャンスが巡ってくる機会は多いですが、筆記や実技試験に合格する必要があり経験者向きです。
専門学校でも声優事務所のオーディションを受けることは可能なので、これまでに経験のない方は無理せず専門学校へ通うことをおすすめします。
チェックしておきたい声優専門学校
この記事で紹介した「良い専門学校の基準」を多く満たしている学校を3つ紹介します。
少なくともカリキュラムや卒業生の実績については申し分ないので、これから専門学校を探すという方は参考にしてみてください。
見出しの下に付けているリンクからそれぞれの公式ページへ飛べます。
そこから資料請求もできるので、気になったところがあれば申し込みをしてみてください。
代々木アニメーション学院
名前ぐらいは誰でも聞いたことがあると思います。
実績バツグンでカリキュラムも充実している専門学校です。
全国展開していて、札幌から福岡まで全国10箇所にキャンパスがあるのも大きな強みでしょう。
一度はチェックしてみることをおすすめします。
アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院も多くのプロ声優を輩出している学校で、東京と大阪に校舎があります。
OB・OGのネットワークを重視しているのも特徴で、卒業後のサポートが非常に充実しています。
総合学園ヒューマンアカデミー
総合学園ヒューマンアカデミーには、在学中にデビューするチャンスが数多く用意されており、実践的なカリキュラムが充実しています。
授業やオープンキャンパスの様子が分かるYouTubeチャンネルも開設されているので、一緒に確認しておきましょう。
声優専門学校の選び方まとめ
最後に、上で紹介した「専門学校を選ぶための基準」をおさらいします。
- カリキュラムの内容は充実しているか
- 講師にプロの声優がいるか
- 卒業生の実績はあるか
- 学費の高さは妥当か
- キャンパスが近くにあるか
- 説明会やオープンキャンパスなどが頻繁に開催されているか
専門学校選びに役立てていただければ幸いです。
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